「第4回テックヒルズ -UI、UXの衝撃-」に参加してきた
http://crooz.co.jp/techhills/
「第4回テックヒルズ -UI、UXの衝撃-」に参加してきました。
参加者は約300名。(おそらく後から参加した方もいたのでもっと多いです)
参加した方々の職種が、デザイナー、エンジニア、営業など、バランス良く参加していたのが印象的でした。
それだけUI/UXへの関心が高まっているという事だと思います。
■UX TOKYO 酒井洋平さん
UI(ユーザーの主観的経験を支える接点) / UX (ユーザーの主観的経験)
UXデザインとは
- 主観的経験をデザイン ではない
- 主観的経験を想定した設計 である
価値発見プロセスとは
- 「計測」
- 「気づき」
- 「ベンチマーキングと観察」
- 「プロトタイピング」
- 「ストリーテリング」
UXは分野横断的な活動が必要
- マーケティング
- プランナー
- デザイナー
- エンジニア
- QA
- カスタマー
全ての職種でユーザの体験を最高にするために"些細な事にも"気をきかせるとのこと。
これはとても大切な事だと感じました。
■NHN Japan株式会社 橋本健吾さん
1.Simple
なぜUIにシンプルさが必要か
→インターネットの情報共有、仕組みが関わる
1997-2005:ホームページ作成、検索するエンジン→WebからUserにinformationを受け取る一方通行 2005-2012:ブログメディアの台頭、不特定多数の出現、Web2.0→非専門家による情報提供
→シンプルなインターフェースが必要になってきた
シンプルなビジュアルデザイン(LINEの場合)
A:スタンプを使ったにぎやかなバナー B:「無料通話」というキャッチコピーとアイコンのみのバナー
→Bの方が効果的だった
→シンプルなので伝わりやすい、印象が強い
2.Quick & Fast
UI ⇄ UX ⇄ Develop
Prototype ⇄ Research & FB ⇄ bts
3.意匠を高める
ビジュアルデザインを突き詰めて行く
プロトタイプデザインを繰り返すことで品質の凹凸をなくす
些細な違和感に気づく事が重要(アイコンの色、メニューの出し方等)
UIデザイナーの選択がUXを様々に彩る
使う人の立場、状況を踏まえ、デザインはシンプルに
■株式会社ディー・エヌ・エー 坪田朋さん
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いけてないUI
- ユーザーニーズの不理解
- 市場の勉強不足 → リサーチが必要
- コミュニケーション不足
- チューニング不足 → Scrum開発
サイクル
- リサーチ
- 要件定義、UI開発
- テストリサーチ
- リリース
を繰り返し
リサーチ
- 定量調査(アンートを通じて取得したデータを分析)
- 定性調査(ユーザーテストアイトラッカー)
- 競合調査(ペルソナユーザーからのヒアリング)
UI開発
- 紙、デジタルベースでのラフ案
- 実機でのモック作成
- HTML+CSSで作成
- 実機での検証
- 違和感を感じる場合は作り直す
- 迷ったら機能を落とす
- テストリサーチ
- ユーザーテストアイトラッカー
UI設計で重要なこと
- 徹底的な分析
- プロトタイピング
- ユーザーテストの実施と繰り返し
Scrum開発
- 求められる事
- スピード
- 品質
- 最適化される事
- 優先度目的の可視化
- 役割の明確化
- コミュニケーションコスト減
※ディー・エヌ・エー独自のScrum開発とかなく、自分が経験したScrum開発と同じだったので聞き流した。。
UXという言葉、いまいち理解出来ていなかったですし、
おそらくUXを確立するような説明はまだないとは思いますが、
徐々に事例が増えてきてそれが上手く共有されつつある印象でした。
ユーザーの視点で考える事、
分析、リサーチを考える事、
Try & Catch を繰り返す事、
より良いUXにはこういった事が重要だなと強く感じます。